EVENTBlu-ray Box発売記念上映イベント レポート
2019年2月24日(日)、3月3日(日)の二日間に分けて、Blu-ray Box発売記念上映イベントを新宿ピカデリーにて実施いたしました!そのレポートをご紹介です!
24日(第1話〜第6話を上映)には、上映後にキース・風間・フリック役の平田広明、ユナ役の佐藤聡美、そして監督の中澤一登が登壇。
平田は冒頭からいきなり「こんばんわ、梶裕貴(黒羽役)です」と集まった満員のファンを前にボケをかまし、会場の笑いを誘った。続いて今作のアフレコ時には、すでに色のついた映像が出来上がっていたエピソードに触れ「アフレコの時に、画に色がついているというのは実は最近は少ないんです。今作は、ほぼ100%出来上がっていたので、キャラクターの表情や距離感が掴みやすい反面、『さぁ、後はお前たち声優次第だぞ』という感じでしたから、心地いい緊張感がありました」と回想。
この発言に佐藤も「映像が出来上がっていたので、作品の雰囲気をすぐに感じ取ることができましたし、制作の皆さんの一生懸命さも存分に伝わってきました。また、キャラクターの口元がどれくらいの長さ動いているのかが分かったのでお芝居もやりやすかったですし、ちょっとしたアドリブも入れやすかったので、役者的には非常に助かりました」と制作サイドの仕事の早さを称賛した。
これを受けた中澤監督は「アフレコの時には、絶対に映像に色を付けておきたかったんです。それが、声優さんたちに対する礼儀でもあると思っているので」と、いい雰囲気と、いいコンディションのなかで作品を作り出していこうと努力し、声優陣もみごとにそれに応えてくれたことを強調した。
この日は、『B: The Beginning』の奥深さがよりわかる「知っているとさらに面白い『B: The Beginning』ゲニトーク!」のコーナーも用意された。
「キャラを演じるにあたって監督から何か要望は?」との問いに、平田は「特になかったですね…とにかく真面目にやれくらいで」とジョークを交え回答。
一方の佐藤は、「監督からは『声を低く淡々と話してください』という指示がありました。後は、私自身のお芝居を尊重していただきました。私はどちらかというと、これまでは日常を描いた作品に出ることが多かったので、今回のような登場人物が多い作品が少なかったんです。オーディションを受けさせていただいた時から『ぜったいにユナを演じたい!』と思っていました。平田さんをはじめ、たくさんの先輩方とご一緒できたのも勉強になりました!」と、自身のキャリアにとって大切な作品となったことを述べた。
また、梶裕貴が演じた黒羽の印象を聞かれた平田は「ミステリアスな役ですが、黒羽の背負っているものはよく描かれていてわかりやすい。演じるうえで一本筋を通せる、やりがいのある役だと思います」と分析。そして「ただ…」と前置きし、「物語の前半こそ、物静かで憂いのあるキャラクターですが、後半になってくると叫ぶでしょ? アフレコのときの梶君も、朝っぱらから叫んでいてね…気の毒でしたよ。同情しながらアフレコ現場を見ていました」と、難役に挑んだ後輩をねぎらった。
続いてのコーナーは「池 頼広が贈る『B: The Beginning』音楽の世界!」。今作は、映像を観ながら音楽をつける「フィルム・スコアリング」を採用。そこでみごとに作品の世界観を彩り、かつ芸術的に昇華させたのが、多くのドラマやアニメ、映画の音楽を手掛ける池 頼広だ。
そしてなんと、この日は客席に池の姿が! 平田は今作の音楽を「素晴らしかった! シーンの尺に合わせて音楽を作っているんで、例えば生演奏を入れた上映会とかも見てみたい!」と絶賛。これには池も「平田さんの芝居に助けられて音楽を作っているだけです」と謙遜したが、客席からの割れんばかりの拍手が、今作にとって彼の音楽がどれほど重要であるかを物語っていた。
終始、笑いと貴重な話で盛り上がったこの日のイベント。
平田は「音楽、映像のクオリティ含めて、これはぜったいに劇場で観るべき作品。今日、スクリーンで鑑賞された皆さんを羨ましく思う」という率直な気持ちを最後のコメントとし、佐藤は「ずっと、海外ドラマのようなケレン味のあるものに出たいと思っていましたので、私にとって宝物のような作品です」と、笑顔を見せた。
続く3日(第7話〜第12話を上映)は、前回から引き続き平田広明、中澤一登監督に加えて、星名リリィ役の瀬戸麻沙美がステージに登場。
あいにくの雨天で寒空となったが、会場は満員のファンであふれ、温かな雰囲気に包まれた。
改めて、第7話からの終盤の思い出を聞かれた平田は「今日のイベントのために見直してきたのですけど、スピード感が凄かったですね。当時、収録しているときは我々も必死なんで細かい個所までは覚えていなかったのですが、こうしてある程度時が経ち、距離を置いて作品を楽しめた時にいろいろと気付くこともありました。特に会話のテンポの良さや緩急、ギャグのパートもお洒落だと思いましたね」と、客観視した時に垣間見た作品の魅力を解説した。
一方、瀬戸は自身が演じたリリィの第一印象を「とても思い切りのいい子だけど、先のことはあまり考えていない子なのかな(笑)」とコメント。そして平田が演じたキースの印象を聞かれ「ミステリアスな物語のなかで、時折あるコミカルな掛け合いが楽しくて、魅力的でした」と回想した。
反対に、平田から見てのリリィの印象は「リリィは、元気で前向きで、ちょっとハラハラドキドキさせてという、ヒロインとしての大事な要素がすべて入っていて、しかもどれも突き抜けている。彼女を嫌いになる人はいないでしょ?」と太鼓判を押した。しかし「…ただ、ちょっと面倒くさいところもある」と会場の笑いを誘った。
続いて監督に、かつてのキース少年がジェットブラックの碑文を解読したエピソードにはモデルがあった?という質問をぶつけたところ、「そうなんです。昔、マヤ文明の難しい文字を解読したのが、親について来ていた子供だったというエピソードがあると知り、それを参考にしました」と語り、ファンからは感嘆の声が。
また、Blu-rayに収録の第10話では、平田とギルバート役の森川智之とのオーディオコメンタリーを収録。「森川にいろいろ愚痴ってる」(平田)というから、こちらも楽しみだ。
そして、この日は重大なサプライズを観客は目にすることとなった。
なんと本編上映後に、昨年のフランス・アヌシー国際アニメーション映画祭で『B: The Beginning』が入選を果たした際、「続編決定」の情報と合わせて流れた特別映像を、日本初公開でいち早く見ることができたのだ。
改めて中澤監督の口から告げられた「続編決定」の言葉に、客席からはこの日一番の大きな拍手が巻き起こった。
24日のイベントでは、「シーズン1で感じた『あれは、どうなっているんだろう?』ということがすべて解決していきます。実はシーズン1はウソばかりの物語(笑)。第3話でキースの『真実は全部裏側にある』というセリフがありますが、あれは本当なんです」と語り、観客の続編への期待値をMAXにさせた監督。
この日も監督が続編への想いを語ろうとすると、平田が「ちょっと待って!」と割って入り「…あれ…? 俺たち、出ないの?」と、監督に素朴な疑問を。これには瀬戸も苦笑いで「監督、全部言いそうだから…言っちゃダメですよ!」とクギを刺す羽目に。
しかし、会場にいる観客だけにということで監督がこっそりと教えると、その内容に客席からは驚きの声が漏れた。瀬戸は「台本をもらうのが楽しみです!」と、今後にどんな展開が待っているのか思いを巡らせた。
※2019年2月24日(日)、3月3日(日)新宿ピカデリーにてゲスト登壇。
上映イベントおまけコーナー
ここでは上映イベントで語りつくせなかったトークテーマの画像を一部公開!少しでも雰囲気が伝わりましたら幸いです!
2月24日のトークテーマ
3月3日のトークテーマ
上映日程
2019年2月24日(日) 第1話~第6話上映
- 東 京
- 新宿ピカデリー
ゲスト:平田広明(キース・風間・フリック役)、佐藤聡美(ユナ役)、中澤一登(監督) - 名古屋
- ミッドランドスクエアシネマ
- 大 阪
- なんばパークスシネマ
2019年3月 3日(日) 第7話~第12話上映
- 東 京
- 新宿ピカデリー
ゲスト:平田広明(キース・風間・フリック役)、瀬戸麻沙美(星名リリィ役)、中澤一登(監督) - 名古屋
- ミッドランドスクエアシネマ
- 大 阪
- なんばパークスシネマ
入場者プレゼント
『A.I.C.O. Incarnation』とのコラボ企画として、2作品の複製原画が封入された「複製原画コラボセット」をプレゼント!
入場者プレゼント「複製原画コラボセット」
- 枚数
- 各作品2種ずつ、合計4枚封入。
- 絵柄
・配布内容は各劇場で共通です。
・絵柄は下記の様に上映日ごとに異なります。
1月13日(日):『A.I.C.O. Incarnation』(第1話~第6話上映)
1月20日(日):『A.I.C.O. Incarnation』(第7話~第12話上映)
2月24日(日):『B: The Beginning』(第1話~第6話上映)
3月3日(日):『B: The Beginning』(第7話~第12話上映)
『A.I.C.O. Incarnation』上映情報はコチラ
http://www.project-aico.com/special/screening/
注意事項
- ※入場者プレゼントは各上映劇場にて配布いたします。
- ※画像はイメージです。実際のものとは異なります。
- ※ご鑑賞のお客様お一人につき、各特典1つずつのお渡しとなります。
「半券応募キャンペーン」
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